くるみ絵は、絵がふっくらと厚みのある独特な手法で作られています。実は、絵柄に使われる和紙(または布)の中に綿やスポンジを入れ、くるんで厚みを出しているのです。
制作に必要な材料はすべてそろっています
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くるみ絵人形の作り方を「秋華」を使って説明します。
この「秋華」は、29個の部分からできている難易度で言うと中級クラスの作品です。 この作り方をマスターすれば、あとは作る部分の数が違うだけで基本的なテクニックはすべて同じですので、他のいろいろな作品も作ることができます。ここで基本をしっかりマスターし、せび他の作品にも挑戦してみてください。 |
「秋華」完成図 |
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@厚紙の白い面にボンドを塗り、スポンジを貼って乾かします。 |
A実物大型紙に薄紙を当てて、輪郭線を写し取ります。 |
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B輪郭線を取った薄紙を裏返し、別の薄紙に部分ごとにずらして(離して)写します。 |
C貼り合わせで下になる部分に印を付けておきましょう。 |
DBを@のスポンジ台紙の厚紙の方に貼り、部分を切ります。 |
Eはみ出したスポンジもきれいに切り取り、数を確かめます。 |
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Fそれぞれの部分に和紙を合わせ、約0.5pののりしろを加えて和紙を裁ち、スポンジ側を和紙でくるみます。 |
G先に印を付けた重なり合う部分は、下になる方をくるまないままにしておきます。 |
H型紙がくぼんでいるところは、型紙のきわまでカッターでていねいに切り込みを入れてから貼っていきます。 |
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I型紙の角は、鋭角、直角、鈍角ともそれぞれの角を二分するようにカッターで型紙のきわまで切り込みを入れてくるみます。 |
J丸くなっているところは、型紙の丸みに沿って紙を浮かせながら、ひだを取るように貼ります。 |
K張り出した角は一方の側をくるみ、もう一方も型紙に沿ってくるみ、はみだした紙を切ります。 |
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L表に返して、色・柄が合っているかを確かめます。 |
Mぞうり、足袋、衿元などの細かい部分は、あらかじめ組み合わせておきます。 |
NAの型紙に番号順に部分を貼り合わせ、上から貼り合わせる方にボンドをつけます。 |
Oボンドは型紙の輪郭線の内側約0.3pから出ないようにし、組合せが終わりましたら、周りの余分な紙を、絵のやや内側を切り落とします。 |
材料セット品は、ご自分で作れるように作り方の説明書とともに、完成図、台紙、和紙や布などすべての材料が用意されているものです。
下記写真のように簡単なものから複雑なものまで豊富にあります。
お店には、数多くのくるみ絵材料セット品がそろえてありますので、せびご来店ください。
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